夜空にキレイに舞うホタル。
最近ではなかなか見られるところも少なくなってきましたが、その姿を見たい!と毎年心待ちにしている人も多いはず。
でも、蛍の時期って結構短くて、気づいたときには終わってる!なんてこともあるんですよね。
今年は見ることができなかった!となる前に、ホタル2020の見られる時期はいつからいつまでなのか見ていきましょう!
スポンサーリンク
ホタル2020日本で見られる種類
日本では色々と見られるホタルの種類がありますが、発光するホタルの代表的なものは次の3種類となっています。
ゲンジボタル
日本のホタルといえば「ゲンジボタル」と言われるぐらい有名なホタルです。
実はゲンジボタルというのは、日本にしか生息していないんです。
本州、四国、九州と周囲の島に分布していて、キレイな水の川に生息しています。
体は黒く、前胸部の左右のピンク色が特徴。
さらに中央に十字架型の黒い模様がついています。
成虫の大きさは体長がおよそ15mm程度。
ホタルの中でも結構サイズは大きいほうなんですね!!
オスよりもメスのほうが大きく、メスだと大きいもので30mmぐらいの大きさのものもいるんだとか!!
さらにゲンジボタルは蛍の中でも一番強い光を放つので暗闇の中を飛び交う姿はとてもキレイです♪
ヘイケボタル
ゲンジボタルがいればヘイケボタルもいるということですね(笑)
ゲンジボタルに並んで有名なホタルのひとつです!!
北海道から九州まで日本全域に生息している種類で、海外でも東シベリアや朝鮮半島まで生息しています。
名前はゲンジボタルと対照的にヘイケボタルとされているのは、大きな体のゲンジボタルに比べて体が小さいことからそう名付けられたとも言われています。
ヘイケボタルの体長はおよそ7~10mm。
また、胸部の模様はゲンジボタルは+になっていますが、ヘイケボタルは-になっているというのも特徴となっています!!
ゲンジボタルはキレイな水の川でしか生息できませんが、ヘイケボタルは汚れた水辺でも生息できるのが特徴です。
水田や湿原などを繁殖地としていて、幼虫はモノアラガイなどを食べて生きているようです。
オスの光の点滅はゲンジボタルよりも早いのでチカチカと瞬くような発光の仕方をするのも特徴となっています。
ヒメボタル
ヒメボタルはゲンジボタルよりもヘイケボタルよりも小さいホタルで、体長は約7mm程度のホタルです。
メスはオスよりももっと小さくて、後ろの翅が退化しているので飛べません。
オスは飛びながら発光しますが、メスは草木などの上につかまりながら発光するということですね。
山の中から都会でも見られるホタルとして親しまれているホタルです。
メスが飛べないということで分布地の移動性は大きくなく、地域によって個体差が激しいというのも特徴のようです。
ヒメボタルの光り方は歯切れのよい光り方で、ゲンジボタルやヘイケボタルとはちょっと違います。
ホタル2020はどうして光るの?
ホタルはおしりが光ることで有名ですよね。
では、ホタルはどうして光るのでしょうか?
ホタルが光るのは、求愛のサインだと考えられています。
ホタルはおしりを光らせながら、自分のいる位置を仲間に知らせているのです。
オスとメスの光り方は異なり、種類によっても光り方が違いますのでホタル同士で「あそこにいるホタルは同じ種類のメスだ!」とかいうことがホタルには光り方だけで分かってしまうという事なんですね。
ホタルが光る仕組みは、ホタルのおしり辺りに黄色く見える「発光器」があり、その中に「ルシフェリン」という発光物質と、発光を助ける「ルシフェラーゼ」という酵素があり、その2つが反応し合って発光しています。
この物質はタンパク質であり、光っているからといって電球のように熱くなったりというものではありません。
しかし、ホタルの発光にはまだ謎も多く、求愛行動とも言われているけれど、卵や幼虫、サナギのうちでも光っていたりしているため、単に求愛のための発光ではないのかもしれない?という説もあるんだとか。
ホタルにはまだまだ謎が多いみたいですね!!
ホタル2020が見られる時期はいつからいつまで?
ホタルが見られる時期というのは、早くて5月下旬から7月中頃です。
風邪が無くて蒸し暑い夜。
だいたい20度以上気温があるときが最高の条件となっています。
ホタルは日没後1~2時間をピークに活動するため20時ぐらいに一番ホタルの活動が活発になります。
雨の日や風の日。
寒い日や月の明るい日などは活動しないので見つけるのは難しいかもしれませんね!!
ホタルの種類別に成虫になる時期を見てみましょう!
- ゲンジボタル・・・5月下旬~6月頃(本州、九州、四国)
- ヘイケボタル・・・6月下旬~8月頃(北海道~九州)
- ヒメボタル・・・5月下旬~7月下旬頃(青森~九州)
ホタル2020は見られる時期が早い
2020年のホタルの見られる時期は、実は例年よりも早くなっています。
それは、暖冬が影響しているからなんです。
ホタルというのは、冬の終わりごろ~春の間の気温が高いと、飛び始める時期も早まります。
今年は、例年よりも暖かい日が多く、全国的に見て暖冬でしたよね。
さらに、5月になっても高気圧の影響で平年よりも気温が高くなる傾向になっています。
北日本では、梅雨時期の気温は平年並みと言われているのでホタルの出現時期も例年通りの予想ですが、西日本や東日本では、いつもの年よりも早く出現する!と予想されています。
5月12日の時点で、すでに西日本や東日本の太平洋側ではホタルが出現しているところもあるようです。
2020年のホタルが見られる時期は例年よりも早く、5月中旬~6月中旬にピークを迎えるところもあるのでは!と言われています!!
いつもは6月~7月ぐらいがピークだったのに!!と思って探してみても、早いところではピークが終わってしまっていてホタルが見られなかった!!となってしまう場合もあるので、自分の住んでいる地域のホタル出現情報をチェックするようにしましょう!
ホタル2020はいつもより見られる時期が早い?いつからいつまで?まとめ!
- 日本で発光するホタルの種類はゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの代表的な3種類!
- ホタルが発光する原理は発光物質が反応し合っているから!
- ホタルは種類によって発光の仕方も色も違うから、ホタル同士で見分けることができる!
- ホタルが発光する理由は求愛行動と言われているが、その理由はまだまだ謎に包まれている!
- ホタル2020は暖冬の影響でいつもより見られる時期が早い!
- 西日本~西日本では5月中旬~6月中旬がピークになるかも!
- 北日本は平年通りのところが多い!
- 地域によって出現時期が違う!
川辺を散歩していたりして、ホタルがゆらゆら~と光りながら飛んでいる姿を見ると、「夏が来たな~」という気分になりますよね!!
暗闇でホタルが飛び交っている姿はとても幻想的で素敵です。
見ているだけでなんだか穏やかな気持ちになれますよね!!
ホタルが見られる時期は一年のうちでもほんのわずかです。
さらに、今年は暖冬の影響によっていつもより見られるのが早いということでいつホタルを見ることができるのかとそわそわしてしまう人も多いかもしれません!
そのわずかな時期を逃すことのないように、自分の住んでいる地域のホタルの出現時期をしっかりチェックして見逃さないようにしたいですね!!
スポンサーリンク
コメントを残す