掃除といえば、年末にまとめて大掃除をするご家庭も多いと思います。
しかし、中には年末はバタバタしていて掃除が出来ていないまま新年を迎えてしまった…というご家庭もあるのではないでしょうか?
他にも毎日家の中はキレイにしておきたいという人もいるでしょう。
家の中が汚いとなんだか落ち着きませんよね。
しかし、お正月に掃除をしてもいいのでしょうか?
そこで今回は、お正月に掃除をすることは縁起が悪いのか、最低限のトイレとお風呂だけでもタブーなのかということについて紹介したいと思います!
そもそもお正月の三が日とは何か
一般的にお正月の三が日に掃除はしない方がいいと言われていますが、みなさんはそもそも三が日とは何か知っていますか??
三が日は1月1日~1月3日までの3日間のことを言います。
この3日間は祝日となっていますよね♪
正月の「正」には、初めや改まるという意味があります。
つまり年が改まった(年の初めの)1月ということですね♪
一般的にはお正月=三が日のことを言います。
そして「松の内」は1月7日までの年神さまがいる期間のことを言います。
地域によっては1月20日までを正月とするところもあります。
この期間自宅に門松を飾っておきます。
お正月は年が明けたから・新年の始まりだからただただ祝うものだと思っている人も多いと思いますが、お正月は年神さまを迎えるためにある昔からの日本の行事なのです!
なぜお正月に掃除をするのがタブー?
年末に掃除をする家庭は多いですが、正月早々に掃除をする家庭ってあまりありませんよね。
それは年の初めだからゆっくりしたい…などの理由ではなくきちんとわけがあるのです。
お正月には年神(としがみ)さまという神様が、その1年の豊作や家に幸福をもたらしにやってきてくれるとされています。
そんなときに掃除をするこということは「福を追い払う」という考えからお正月に掃除をするのはタブーとなっています。
トイレやお風呂掃除はしてもいい?
結論から言うとお正月にトイレやお風呂掃除をすることはタブーだと言われています。
トイレやお風呂だけでなく、キッチンの掃除や洗濯も実はタブーなのです。
それはなぜか…これらの掃除には必ず水を使いますよね。
水を使って掃除をすることで神様も洗い流してしまうことになるので縁起が悪いのです。
つまり、トイレ・お風呂・キッチン以外にも水を使う掃除全般がタブーにあたります。
ちなみに掃除のような根拠はありませんが、天気がいいから!といって布団を干すこともタブー行為に該当するそうです。
これも昔からの日本の風習です。
恐らく昔から「年神さまが来られるのでお正月ぐらいは家事などをせずゆっくり休んでお出迎えしなさい」という考えなのでしょう!
なので、普段一生懸命掃除をしている主婦のみなさんはたまには掃除を休んでゆっくり過ごすといいですね♪♪♪
刃物を使ってはいけない
お正月にタブーとされているのは水を扱う掃除全般だと紹介しましたが、お正月にタブーなのは実はそれだけではないのです!
お正月である1月1日から1月3日の三が日は「刃物を使ってはいけない」とされています。
それはなぜなのかというと、「三が日に刃物を使わなければ、この1年を無事に健康で過ごすことができる」・「刃物を使ってもし切ったりして怪我をしては大変」・「包丁で切ることは縁を切ること」・「三が日の間は包丁も使わず休ませてあげる」などの意味があるようですよ♪
お正月はお雑煮やおせち料理・おもちなどを食べるご家庭が多いので元旦から包丁を使って料理をする人は少ないかもしれませんね!
こちらも、タブーとされる包丁などの刃物の使用は三が日が過ぎるまでは控え、たまには家事を手抜きしちゃいましょう♪
ちなみに地域によっては、自分の爪を着ることもタブーとするところもあるそうです。
それは「自分の身体の一部である爪を切っては家族との縁も切れてしまう」と考えられているのだとか…。
火を使う煮焚きをしてはいけない
実はあまり知られていませんが、他にもまだまだお正月にタブーだとされていることがあります。
それは「火を使う煮焚きをしてはいけない」ということです!
火を使って煮焚きをすることで必ず灰汁(アク)が出ますよね。
この、「灰汁(アク)を出す」が「悪を出す」として縁起が悪いとされているからなのです!
キッチンなど火を使うところには、荒神といって火を祀る神様がおられます。
荒神は家の中心にいて家人を守護してくれる神様です。
お正月に日を使うと、この荒神が怒ってしまうと考えられているのです。
主婦がお正月に掃除や刃物を使っての料理など家事をおやすみするのと同様で、三が日は荒神もやすませてあげましょう♪
四足歩行の動物の肉を食べてはいけない
普段みなさんが肉を食べるといえば、主に「牛」・「豚」・「馬」などですよね。
お正月は、これらの四足歩行の動物の肉を食べることもタブーだとされているのです。
これは仏教の教えである殺傷禁止や、天武天皇が肉食禁止令を出したなど考えられる理由はいくつかあるようです!
こういった風習から、昔はおせち料理に肉を入れることもタブーとされていました。
地域によっては、「豚」や「牛」を食べないという風習が残っているようですが、知らない人も多いので普通に食べてしまっているかもしれませんね。
あまり神経質に考える必要はありませんが、風習などが気になるのであれば、食べても問題のない「鶏肉」を食べるようにしましょう!
ケンカをしてはならない
お正月はほとんどの人が「良い1年になりますように」と願いますよね!
これは縁起かつぎで「1年の始まりである大事な時期にケンカをして運気を下げてはいけない」という考えから生まれたもののようです。
お正月に限らずケンカをすることなく平和に過ごしたいですよね♪♪
お金を使ってはいけない
住む地域によって考え方が変わる場合もありますが、「年の初めにお金を使うと、その年はお金がたまらない」と考えられているようです!
しかし、初詣のお賽銭やお年玉などは例外とされているので安心してくださいね♪
ショッピングモールなどでは元旦から早速初売りセールをしていますが、三が日はゆっくりと過ごす方が無難と言えるでしょう!
お正月に掃除したいけど縁起が悪い?トイレとお風呂もタブーなのか?まとめ
- お正月は年の初めの1月のこと(三が日)
- お正月にはトイレ・お風呂・キッチンなど水を使う掃除をすることはタブーにあたる
- 刃物を使ってはいけない
- 火を使う煮焚きをしてはいけない
- 四足歩行の動物の肉を食べてはいけない
- ケンカしてはいけない
- お金を使ってはいけない
お正月に掃除をしてはいけない…ということは知っている人も多いのではないでしょうか?
ほとんどの家庭では、お正月を迎える前に大掃除を済ませていますよね!
お正月は家に神様がやってくるので水を使う掃除はタブーとされているのです!
以外と知られていませんが、お正月には水を使う掃除以外にもタブーとされていることがたくさんあります。
風習通りにするとそんなにしてはいけないことがあるの?と過ごしにくく感じる人もいるかも
しれませんが、お正月に何もしなくてもいいように年末に準備しておくのです♪
なので毎日掃除などをきちんとしているという人もお正月は家事などを一休みし、たまにはゆっくりと過ごしましょう♪
そしてみなさんに幸福が来る1年にしたいですね!
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