プエラリアの副作用に乳がんの危険性も?健康被害で体に悪いってホント?

バストに良いと言われている成分『プエラリア』を配合しているバストサプリが流通しているこのご時世、若者を中心に注目が集まっているようです。

 

サプリを摂取するだけで女性ホルモン物質の補給や、体内の女性ホルモン分泌を調整することができると話題になっています!

 

その結果、乳腺や脂肪組織の発達が促され、バストアップやリフトアップ効果が期待できるのだとか。

 

しかし、この『プエラリア』には副作用があるのではないかと危惧する声も多く、体に負担はないのか気になっている方も多いようです!

 

そこでここでは、プエラリアの副作用にスポットを当て、乳がんの危険性などはないのかということについて詳しく解説していきたいと思います!

 

健康被害も出ていて、体に悪いという噂も流れているようなので併せて見ていきましょう。

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プエラリアって何?副作用に乳がんの危険性があるって本当?

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「バストが小さいから大きくなりたい」だとか「垂れてきてしまったバストをリフトアップしたい」というようなバストに関する悩みを抱えてはいませんか?

 

実は“(株)主婦の友社”の美容研究チームによる調査によると、『96%の女性がバストの悩みを持っている』という結果が出ているそうです。

 

そんな方々に注目されているのが、バストサプリ!

 

中でも、大豆イソフラボンの1,000~10,000倍もの女性ホルモン作用を持っていると言われている成分『プエラリア』を配合しているサプリが人気のようです。

 

「そもそもプエラリアって何?」という声もよく耳にしますので、まずはプエラリアについて詳しくお話した上で、副作用に乳がんの危険性があるというのは本当の話なのか見ていきましょう!

プエラリアとは?

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プエラリアは、正式名称『プエラリア・ミリフィカ』と呼ばれていて、タイなどに分布しているマメ科のクズと同属の多年生つる植物です!

 

プエラリアの根は塊状になっているのですが、この根の部分に女性ホルモンと同様の働きをする成分が含まれていると言われているのです。

 

よく「大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じような働きをする」というのは耳にしますが、このプエラリアには大豆イソフラボンの約1,000~10,000倍もの女性ホルモン作用があるのです!

 

そのため、この成分をサプリで効率よく体内に取り込むことで「豊胸に良い」だとか「肌に良い」・「若返る」といった効果が期待できると言われているという訳なのです。

 

しかし、サプリは健康食品の1つとして取り扱われていますので、日本国内では『医薬品と判断しない原材料』に区分されています。

 

ようするに、女性ホルモン作用はあるけれど、薬ではないということになります…!

副作用に乳がんの危険性があるって本当?

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様々なサイトを見てみると、「サプリは薬ではなく健康食品ですので、副作用の危険性はありません」と記載しているのも珍しくないですよね…。

 

となると、「プエラリアも女性ホルモン作用はあるけれど薬ではないから大丈夫?」と思ってしまう方も多いかと思います。

 

皆さんは、ピルという薬をご存知でしょうか?

 

これまでは避妊薬として周知されていた薬なのですが、生理痛の緩和や月経周期のコントロール・ニキビ改善・更年期障害の症状緩和などの効果もあるため多くの女性が利用するようになってきた薬です♪

 

ピルは別名『ホルモン補充療法』とも言われています。

 

こういったホルモン補充療法の中でも、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を併用する方法では、乳がん発症リスクはわずかながら高くなるということが報告されているのです…!

 

エストロゲンだけを用いると子宮内膜がんが増加するという研究結果もあります。

 

プエラリアはピルのように医薬品として取り扱われている訳ではありませんが、ピルとの併用が禁止されているほどエストロゲン活性作用を持っている成分です!

 

ですので、副作用として出現しやすいのは乳がんよりも子宮内膜がんのほうが可能性が高いかも知れません。

 

プエラリアは、栽培された地域やその生育年数によって成分の含有量に大きな差があり、一定ではないという報告があります。

 

ですので、どのメーカーのバストサプリを使用するかによってエストロゲンの1日摂取量が異なってくるため、一概に『バストサプリを使用すると子宮内膜がんの発症率が上がる』とは言えませんが、危険性はありますので摂取する際は注意するようにしましょう。

プエラリアは健康被害が出ていて体に悪いってホント?

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日本医師会のサイトを見てみると、『プエラリア・ミリフィカを含む健康食品の使用にご注意を!』というページがあります。

 

若者を中心に、プエラリアによる危害情報が全国の消費生活センターなどに2012年度から2017年4月までの5年間あまりで209件も寄せられているのだとか…!

 

主な症状としては、嘔吐や腹痛・下痢などの消化器障害や、蕁麻疹(じんましん)などの皮膚障害、月経不順や不正出血といった女性特有のものが多く報告されているそうです。

 

プエラリアには女性ホルモン作用があるのは分かっていただけたかと思いますが、女性ホルモンには“エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”の2種類があります。

 

この2つのホルモンはバランスよく交互に分泌量を変えながら、一定の月経周期を保っているのです♪

 

しかし、プエラリアにはエストロゲン活性作用がありますので、この成分をサプリで摂取し続けることでエストロゲンが常に過剰な状態が続いてしまうのです…!

 

その結果、女性ホルモンのバランスが乱れてしまって、生理不順や不正出血など月経に関する健康被害が生じる可能性がグンと高まるという訳です!

 

医薬基盤・健康・栄養研究所によりますと、豊胸などの目的でプエラリアを服用するの場合の安全性や有効性に関する研究報告はほとんどないとされているそうで、安易にプエラリアが配合されたサプリを摂取するのは非常に危険です。

 

韓国やEUでは、プエラリアが配合されたサプリの使用や販売は禁止されているそうです!

 

原産国であるタイでは、1日の摂取量を100mg未満と定めているそうなのですが、日本ではサプリに使う際の含有量などに規制は今のところありません。

 

万が一、プエラリアが配合されているバストサプリを使用している際、体調に異常を感じた場合には使用を直ちに中止するようにしましょう!

 

使用を中止しても体調不良が続くようであれば、使用していたバストサプリを持参の上、医療機関を受診することをオススメ致します。

プエラリアの副作用に乳がんの危険性も?健康被害で体に悪いってホント?のまとめ

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まとめ!
  • プエラリアはタイなどに分布する多年生つる植物
  • プエラリアには大豆イソフラボンの1,000~10,000倍もの女性ホルモン作用がある!
  • エストロゲン活性作用があるため、子宮内膜がんのリスクが上がる可能性あり!
  • 2012年度から2017年4月までの5年間あまりで健康被害報告が209件寄せられている!
  • 主に10~20代の女性を中心に危害が多発!
  • 嘔吐や腹痛・下痢といった消化器障害、蕁麻疹(じんましん)などの皮膚障害事例あり!
  • 月経不順や不正出血といった女性特有の症状の危害事例もある
  • 使用中止しても症状が続くようであればサプリを持参の上、医療機関を受診!

プエラリアは今のところ、日本国内のサプリへの含有量は規制されていないという状況です。

 

しかし、強い女性ホルモン作用がありますので、ピルとの併用は禁止されているほどなのです…!

 

どのメーカーのバストサプリを使用するかでプエラリア成分の摂取量が異なってきますので、一概に「バストサプリは危険だから摂取しない方が良い」とは言えませんが、サプリを摂取する際は用法用量はきちんと守るようにしましょう。

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