お正月は親戚一同集まってお祝いをするというご家庭も多いのではないでしょうか?
子供たちはお正月といえばまっさきに「お年玉」を思い浮かべるでしょう♪♪
お正月はお餅を食べたり、祝い酒をしたりお年玉をあげたり、ゆっくりしたりとご家庭によって過ごし方は様々ですよね♪
日本では「お正月は祝うもの」というのが定着しているのでそういうものだと思っている人もいると思いますがみなさんは、お正月はなぜ祝うのかを知っていますか??
世間はみんなお祝いムードだけど我が家はめんどくさくて何もしない…というご家庭もありますよね。
そこで今回は、お正月はなぜ祝うのか、まためんどくさくて祝わないとどうなるのか…について紹介したいと思います。
いつからいつまでがお正月?
現在は、1月1日からの3日間を三が日といいます!
三が日はお仕事がおやすみだという人も多いですよね!
そして1月7日までを松の内といいます。
この1月1日から1月7日までの間を「正月」というのです。
また、地域によっては1月20日までを正月とするところもあるようですね。
なぜお正月を祝うのか
みなさんは、なぜお正月を祝うのか?と聞かれたら理由を答えられますか?
お正月だからとにかくお祝いするもの!と思っている人は多いと思いますがきちんとした理由を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか??
なぜお正月がおめでたいものなのかというとそれにはきちんとした理由があります。
それは、お正月には「年神(としがみ)さま」がいらっしゃるからなのです。
年神さまはその1年の豊作や家に幸いをもたらしてくれる神様です!
門松やしめ縄・鏡もちにも理由がある
お正月になると門松を置いていたり玄関や車にしめ縄をつけているご家庭を見たことはありませんか??
これらはただお正月だからといって理由もなく飾っているわけではないのです。
門松は年神さまに家に来てもらうために置いておきます。
そしてしめ縄は、悪い神様がやってこないように締めておくのです。
他にもお正月といえば、鏡もちを置いているご家庭もありますよね。
鏡もちを置いておくことにもきちんと理由があって鏡もちは年神さまにお供えするためのものなのです!
ただの飾りだと思っている人も多く、意外とこれらの理由は知られていませんがすべて神様のためのものだったのです!
これらが浸透したのは、これらの物品が庶民にも手軽に手に入るようになった江戸時代に入ってからだと考えられています。
おせち料理の意味は?
他にもお正月といえば、自分で作ったり最近ではお店で予約をしておせち料理を食べるご家庭も多いですよね。
おせち料理にも意味があり、お正月の数日は「かまどの神様にも休んでもらう」ということで日持ちがする料理をつくる事になったのです。
そして、おせち料理の重箱の詰め方や具材一つ一つにも意味が込められています。
具材一つ一つの意味を紹介したいと思います!
- 黒豆…邪気祓い・黒く日焼けするほどマメに、勤勉に働けるように
- 数の子…子孫繁栄を願う縁起物
- 田作り…五穀豊穣を願う
- たたきごぼう…家の基礎が堅牢であることを願う
- かまぼこ…紅白。赤は魔よけ、白は清浄
- 伊達巻き…形が巻物に似ているため知識が増えるためという願いが込められている
- きんとん…金運を運ぶ縁起物
- 紅白なます…平安や平和を願う
- 鯛の姿焼き…めでたい。ハレの食卓にふさわしい魚
- ぶりの照り焼き…出世魚。立見出世を願う縁起物。
- 車海老…茹でるとお年寄りのように腰が曲がるので長寿を願う意味が込められている
- 昆布巻き…こぶは「よろこぶ」ということから縁起物とされた
- 筑前煮…末永い幸せを祈願する意味
- 煮蛤…夫婦円満を願う縁起物。
おせち料理の具材には、縁起物が多いことがわかりますね♪
この具材の中でも祝い肴三種といってこの3品はあるべきだと言われているものがあります。
それは関東と関西で違いがあります。
- 関東…黒豆、数の子、田作り
- 関西…黒豆、数の子、たたきごぼう
おせち料理を作る機会があればこの3種はぜひ入れるようにしましょう♪
なぜ3種なのか…というと「三」は完全を意味するからなのだそうです。
お正月はいつからあるの?
日本には行事がたくさんありますが、中でもお正月は最も古くから存在する行事なのです。
最も古くからある行事ですが、その起源の詳細は残念ながら分かっていません…。
一節では、仏教が伝来した6世紀半ば以前からお正月はあったのではないか?と言われています。
お正月はお盆の半年後にやってくるので本来はお盆と同様でご先祖さまをお祀りする行事だったのです。
今はお正月は「お祀りするもの」というイメージを持つ人は少ないですよね。
それは仏教が浸透していくことでお盆=仏教行事として「先祖を供養するもの」、お正月は年神さまを迎える「神祭り」と全く別の行事として区別されるようになったからです。
一般的なお正月の過ごし方は?
お正月を迎える前である年末には「大掃除」をし、色々買い出しをして門松やしめ縄・鏡もちを準備するご家庭も多いですよね!
1年の最後である大晦日には、おせちを準備したり夜には除夜の鐘を鳴らしにいくという人もたくさんいると思います。
そしてカウントダウンの頃には年越しそばを食べながら新年を迎えるというのが一般的ですね。
1月1日は、用意しておいたおせち料理やお雑煮、お餅を食べてお寺や神社に初詣に行くという人も多いですよね!
初詣は何なのか?というと「新年の幸福を祈る」ものです。
子供たちにとっては、友達からの年賀状をもらったりお年玉を貰うこと・めったに会えない親戚と遊べることも楽しみの1つでしょう。
このようにお正月の行事は元旦からではなく、お正月前からすでに始まっているのです。
つまり、お正月は年末あたりから年神さまを迎える準備をし、新年には健康と幸福を祈り家族団欒でゆっくり過ごすのが一般的な過ごし方ですね!!
めんどくさくて祝わないとどうなる?
上記で一般的なお正月の過ごし方を紹介しましたが、どこの家庭でもお正月を祝っているわけではなく中には寝正月になった…という人やずっと仕事をしていた…なんて人もいるでしょう。
最近ではお正月の過ごし方は多種多様化しているのでお正月を祝わない家庭も少なくありません。
お正月は必ず祝わないといけないのでしょうか?
お正月を祝わないからといって特に何かあるというわけではありません。
ですが、お正月は日本の風習であり様々な意味合いがあることを考えて少しでもお正月らしいことをしてみると気持ちよく新年を過ごすことができるのではないかと思います★
可能であればお正月らしいことをしてみてくださいね♪
お正月はなぜ祝う?めんどくさくて祝わないとどうなる?まとめ
- お正月は年神さまを迎えるもの
- 門松・しめ縄・鏡もちそれぞれに意味がある
- おせち料理の具材一つ一つにも意味がある
日本には様々な行事があり、そのひとつにお正月があります。
お正月は祝うものだということは知っている人も多いですが、なぜお正月は祝うものなのかというのは意外と知られていません。
お正月には、1年の豊作や家に幸いをもたらしてくれる年神さまが家にいらっしゃるので年神さまをお迎えするためにあるのです。
門松やしめ縄・鏡もちも単なるお正月の飾りだと思っている人もいると思いますが、これらにも意味が込められているのです。
年神さまを迎えて新しい年を健康で幸福な一年にしたいですね!!
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