七五三の衣装選びに悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか?
七五三は子どもにとっても親御さんにとっても特別な一日となるので、お子さんに似合うピッタリの衣装を選んであげたいですよね♪♪
七五三の写真を見てみると、ベストのようなものを着ているものが多いですがベストって必要なの?と思っている人もいると思います。
ベストのようなものは、必要なら購入するのかレンタルするのか…七五三前にしっかり調べておきたいですよね。
そこで今回は、七五三2019でベストみたいなものは羽織るはずきなのか、兵児帯まで準備する必要はあるのか?ということについて紹介したいと思います!
七五三の儀式とは?
七五三は行事名にもある通り3歳・5歳・7歳の子どもを対象とした行事だということは多くの人が知っていると思います!
年齢別にそれぞれ儀式があるということを知っていましたか?
七五三ではそれぞれ儀式があり、3歳は「髪置きの儀」といって「赤子」から「社員の一員」として成長し、髪の毛を伸ばし始める儀式。
5歳は、「袴儀」といって男子が袴を着用する儀式なので男の子が行います。
7歳は、「帯解の儀」といって女の子が大人と同じように幅の広い帯を結び始める儀式です。
初めて1人の女性として着物を着て、帯を結ぶことをお祝いする儀式なのです!
つまり七五三は、女の子が3歳・7歳、男の子が3歳・5歳の数え年の時に行います。
地域によっては男の子は、5歳の時に1度だけでよいとしているところもあります。
七五三といえば着物を着て、千歳飴を持って…というイメージはあってもどういった儀式なのか、なんのためにするものなのか…ということを知っている人は結構少ないですよね。
七五三は子どもにとっても特別な一日となるので子どもの可愛さをより引き立てるような可愛らしい着物を選んであげたいですね!
着物は選んだけどベストはどうしようかと悩む親御さんもいるでしょう。
そもそもベストのようなものって必要なのでしょうか?
被布とは?
七五三で着るベストのようなもののことを「被布(ひふ)」といいます。
被布は江戸時代末期に茶人や俳人などの風流を好む男性が上着として着用していました。
そのあとに、女性も着用するようになり現在のコートにあたるものになります。
被布は3歳の七五三で用いられるのが一般的です!
7歳の七五三で着る着物は大人と同じで帯を使って着付けをするので被布は必要ありませんが、3歳の七五三では帯を結ばないので帯の代わりとして被布を使うことがあるのです。
地域によっては、3歳から被布なしで帯を結ぶところや、親御さんの意向で被布なしで着付けることもあるようです。
ちなみに、被布を着るのは3歳の七五三のときだけです。
被布は七五三のときぐらいしか着る機会がないですし、防寒着としての役割もあるため被布を選んで着せる親御さんも多いですよね!
七五三の時期は冷え込みますし、被布を着せておく方が寒さ対策は安心ですね。
また被布にも柄や色が豊富にあるのでお子さんに合ったものを選ぶのも親御さんの楽しみの1つとなるでしょう♪
被布の由来は?
被布はもともとは披風と書いていました。
帯を締めないために風に披く(ひらく)という意味で起源は不明ですが享和の頃から上着としてつかわれていたようです。
最初は茶人や俳人など男子だけが着用するものだったのですが、文政の頃になると婦女や尼僧など幅広く着られるようになりました。
被布は、動きにくいですが保温効果があるため老人や子どもにもいいとされ、子どもに着せると上品で可愛いと考えられていたようですよ♪
確かに七五三で子どもが被布を着ている姿はとても可愛いですよね♪
被布の準備の仕方
最近では七五三の衣装は、購入する人やレンタルする人など様々ですよね!
被布はどのように準備すればいいの?と思う人もいると思いますが、購入の場合は被布セットを選ぶと着物はもちろん、被布・草履・巾着・髪飾りなど七五三に必要な物が全てセットになっているので別々に用意する手間が省けて楽ですよ!
また、七五三の衣装をレンタルする場合も被布も一緒にレンタルすることができますし、たくさんある種類の中から選ぶこともできます★
中には、被布を手作りしてもらった!というママもいるようですよ♪
手作りした被布は親御さんの愛情がたっぷり詰まっていてお子さんもより喜んでくれること間違いなしですね!
被布の選び方
被布を購入またはレンタルするときに、何色を選べばいいか悩む…という親御さんも多いと思います。
種類があるとどれも可愛くて迷ってしまいますよね。
そんなときに、役立つ被布を選ぶポイントを紹介しますね♪
被布は基本的には、着物と同じような色合いのものを選びましょう!
着物よりも派手な柄や色を選んでしまうと、せっかくの着物の邪魔をしてしまって全体的に見るとバランスが悪くなってしまいます。
例えば、赤系の着物を選んだ場合はワントーン落ち着かせてピンク系のものを選ぶといいでしょう!
着物が華やかなのであれば、落ち着いた柄の被布を、着物が小さいお花柄など可愛いものなのであれば被布は大きめの柄の被布を選ぶといいですね。
また、被布を選ぶ際に素材を重視している親御さんもいるようです。
購入する場合は、自宅でも選択しやすいポリフェノール素材のものを選ぶといいでしょう♪
きちんとお手入れしておくと下の子のときにも使えますよね!
レンタルする場合は、素材は好きな肌触りのものなどを選ぶといいですね!
兵児帯とは?
兵児帯と書いて「へこおび」といいます。
兵児帯のことを3尺というところもあるようですね。
名前の由来は薩摩兵児が普段締めていたことから来ています。
明治維新とともに薩摩の風俗が東京に移入するようになったことから広く用いられるようになったそうです。
昔は和服を着る際に男性が帯の一種として使用していましたが、今では男性のみならず女性が締めることもあります。
兵児帯は生地が柔らかく幅が広いので締めた時に体に負担が少ないのが特徴です。
七五三のときに兵児帯はなくても大丈夫ですが、被布が暑かったり動きにくくて脱がせることがあった場合に、被布の代わりとして兵児帯を結ぶ親御さんもいるようですよ♪
七五三2019でベストみたいなもの(披布)は羽織るべき?兵児帯まで準備する必要はある?まとめ
- 3歳は「髪置きの儀」
- 5歳は「袴儀」
- 7歳は「帯解の儀」
- 着物の上から着るベストのようなものは被布(ひふ)という
- 被布は防寒着としての役割もある
- 被布を着るのは3歳の七五三だけ
- 被布や兵児帯はあってもなくてもどちらでも大丈夫
- 兵児帯は生地が柔らかく体への負担が少ないが、被布は動きづらい
七五三といえば、小さい子どもが着物を着て神社にお参りにいく昔からある日本の行事ですよね♪
七五三では何を準備すればいいのか分からないという親御さんもいるでしょう。
よく七五三の写真で子どもが羽織っているベストのようなもののことを「被布(ひふ)」といいます!
被布は基本的には3歳の七五三のときにしか使いません。
7歳では大人と同じで帯を結びますが、3歳は帯の代わりに被布を用いることが多いのです!
被布を選ぶ際は、着物の色や柄を基準に着物の邪魔にならない色や柄のものを選ぶようにしましょう!
赤系の着物の場合は、ワントーン下げてピンク系のものなどを選ぶといいですね♪
七五三の時期である11月は冷え込むので、上着代わりとしてお子様に似合うピッタリの被布を選んであげてはいかがでしょうか?
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