健康や美容のために食べている方もいらっしゃる「小豆」!
日本人の私たちにとって、昔からに身近にある食べ物の1つではないでしょうか?
小豆といえば、あんぱんやおはぎ、お饅頭やあんこ餅など、小豆が使われているものはたくさんありますね!
そんな万能な小豆ですが、小正月に食べる「小豆粥」はご存知ですか?
お粥といえば、1月7日の七草粥 を思い浮かべる人が多いと思いますが、そのほかにも季節のお粥として、古くから小豆粥を食べる風習があります。
そこで今回は、【小豆粥の作り方!小正月とは?いつ食べる?効能や由来について!】ということについてまとめてみたいと思います。
小正月とは?
旧暦の正月として、今も受け継がれている「小正月」。
小正月の1月15日、または「冬至」に小豆粥を食べるとよいとされる代表的な食べ物を言われています。
また、小正月は”女正月”ともいわれ、正月中に一生懸命動いていた女性を休ませる意味合いも持っています。
小豆粥を食べる他にも、豊作祈願の餅花や、正月飾りを焚き上げる左義長などの行事も、各地域それぞれの形で行われています。
小豆粥とは?
小豆粥とは、おかゆに小豆と餅を入れて作ったおかゆのことです。
小豆と聞くと「ぜんざい」をイメージするので、ついつい甘いお粥なんじゃないかなと思ってしまいますが、基本的には塩味のみの味付けで甘くはないです。
ただ、小豆自体に少し甘味があるので、普通のお粥よりほんのり甘く感じる人もいます!
ですが、いつも食べているぜんざいのようなめちゃくちゃ甘くはありません。
甘い小豆粥が好みの人も多く、中には砂糖を入れて食べる人もいるみたいです。
子供が食べるように、サツマイモやカボチャを入れて甘くして食べるのもおすすめですね!
小正月に小豆粥を食べる由来とは?
平安時代の「延喜式えんぎしき」には、正月15日に小豆粥を食べると、一年間の邪気を祓い、万病を除くという記載があります。
小豆の赤には邪気を払う力があるとされる言われが、小正月に小豆粥 を食べると「一年間の邪気を祓い、万病を除く」と言い伝えられてきたのですね。
どうして「小豆」だったのかといういと、その秘密は、小豆の持つ「赤色」にあります。
古来、中国や日本など東アジアの国での「赤」は、生命や炎を象徴する色であると共に、悪霊や不浄を祓う霊力を持つ色でもあると、考えられていました。
紀貫之の「土佐日記」や清少納言の「枕草子」にも、小豆粥の記述が残っていて、平安時代にはすでに食べられていたようです。
旧暦1月15日の小正月は満月の日(望月)なので、お餅を小豆粥に入れて望粥(もちがゆ)または餅粥と呼ばれたり、 小豆粥の色から桜粥とも呼ばれていますよ~。
小豆粥の10の効果!
小豆粥には食べると嬉しい「10の効果」があると、永平寺を開いた道元禅師が説いています!
- 体の血つやが良くなり
- 気力を増し
- 長命となり
- 食べ過ぎとならず体が安楽
- 言葉が清く爽やかになり
- 前に食べたものが残らず胸やけもせず
- 風邪を引かず
- 消化よく栄養となって飢えを消し
- のどの渇きを止め
- 便通も良い
このように小豆粥を食べると嬉しい効果が10あることが分かります。
小豆の赤は抗酸化作用の強いポリフェノール、女性に優しいイソフラボン、利尿効果のあるカリウムや、殻に含まれるサポニンにはむくみの改善も期待できます。
また、胃腸を休めることが出来るので、体内の余分な脂質の代謝や排せつ力が高まり、デトックス効果も期待できます!
さらに、胃腸が休まるとよく眠れるようになるので、ポジティブ思考になることも期待できそうです。
小豆粥の簡単レシピをご紹介!
ここからは、小豆粥の簡単レシピをご紹介していきたいと思います。
まずは、炊飯器で作る小豆粥のレシピ(2人分)から見ていきましょう。
- お米 0.5合
- ゆであずき ゆで汁込みでお玉で2杯程度
- 塩 少々
- ゆであずきは、あずきとゆで汁に分けておきます。
- お米は研いで、軽く水を切っておきます。
- 炊飯釜に、研いだお米、ゆで汁を入れ、
- お粥の分量の線に合わせて、水を入れます。
- 塩を少々入れたら、おかゆコースでスイッチオン!
- 炊き上がったら、すぐに分けておいたゆであずきを入れます。
- 5~10分蒸らしたら、かき混ぜて出来上がりです。
この方法なら、火加減に悩むことも無く簡単に小豆粥を作ることが出来ます。
この方法でも十分に簡単に作ることが出来ますが、残りご飯を利用すると、もっと簡単に作ることができます!
さっそくその作り方をご紹介します。
- ご飯 180g(茶碗約1膳分)
- ゆであずき 40g
- ゆで汁 大さじ4
- 水 2カップ
- 塩 少々
- 鍋にご飯と水を入れて、中火にかけます。
- お米が膨らんで、粥状になったら、ゆであずきとゆで汁を加え混ぜ合わせて温めます。
- 火を止めたら、塩を一つまみ入れて混ぜると出来上がりです。
わざわざお粥を炊くとのは面倒だし、今あるご飯が残っちゃうという時には、この方法がおススメです!
Twitterでの反応!
キジも鳴かずば打たれまい…
子供の頃に読んだ日本むかし話で
何故かすごく覚えてるんです。悲しいお話で、
小豆粥が出てくるんですよホントにむくみ解消に良いみたいだから
また作っちゃった(*Ü*) pic.twitter.com/Oz4KMoKwMi— おはぎ (@K_pan_pa_pan) January 14, 2020
小正月。♪:*°♡
今朝は小豆粥を頂きましたぁ( *ˊᵕˋ)ノ♪
無病息災♪あったかお粥で、ホッコリしますね(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°♡ pic.twitter.com/F0dD1IwIRU— lemon (@lemon_15t) January 14, 2020
旦那の朝ごはん
小豆粥
今年は鏡餅を紅白お餅パックにしたので、紅白のちいさなお餅入り pic.twitter.com/HyddiewgD6
— ののデグー (@nonodegu) January 14, 2020
今日は1月15日、小正(こしょうがつ)
小豆粥を食べて、一年の邪気を払います。 pic.twitter.com/7SFgDzcBy0— 山寺の和尚さん@笠置寺 (@kasagidera) January 14, 2020
おはよう小豆粥 pic.twitter.com/byuq7pbqLh
— 下江 (@shi_moe_shi) January 14, 2020
15日は小正月で【小豆粥】を頂く日じゃ。
皆も食べとるか? pic.twitter.com/II3bvNEGHf— 伊豆の悪代官 (@suikahimawali) January 14, 2020
おはようございます。📻🎶👍#小正月 #小豆粥 食べて出勤中! pic.twitter.com/IQ9NPrKuMS
— 87 (@eightyseven87c1) January 14, 2020
今朝の朝御飯は、小豆粥 pic.twitter.com/cGXrAs8QrR
— menboku (@yoshikoo00) January 14, 2020
小豆粥の作り方!小正月とは?いつ食べる?効能や由来について!のまとめ
小豆粥の作り方!小正月とは?いつ食べる?効能や由来について!ということについてまとめてみました。
無病息災を願って小豆粥を食べる…古くからの習慣があるようです。
願いを込める意味もありますが、正月の食べ過ぎたお腹を休める意味や小豆の持つパワーで体の調子を整える効果があるみたいです。
小正月というのを、今まであまり気にしたことがなかったですが、これを機に小正月に小豆粥を食べてみたいと思います!
小豆粥の効果を知ったらこれは食べるしかないですよね。
是非、皆さんも食べましょう!
家族で食べる時は、塩で味つけして、それぞれ食べる時に砂糖を加えたりして個々で調整して食べるといいですね。